2025年も台風シーズン真っ只中。
9月に入り、気になる「台風18号・19号」の発生が目前となっています。
天気予報を見ていても「熱帯低気圧が台風に発達するかも」と耳にすると、どうしても不安になりますよね。
特にお子さんや高齢のご家族がいると、備えを早めに整えておきたいところです。
今回は、台風18号・19号の「たまご」発生状況や米軍(JTWC)の進路予想、さらにヨーロッパ予測モデルやWindyアプリの活用方法について、分かりやすくまとめました。
最後には家庭でできる台風対策もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

複数の予報モデルをチェックしながら安心できる備えを整えていきましょう。
台風18号・19号の「たまご」発生状況は?最新気象情報をチェック
9月17日時点で、フィリピン近海やマリアナ諸島付近に2つの熱帯低気圧が確認されています。
これらは24時間以内に台風へと発達する可能性が高く、発生すれば順番に「台風18号」「台風19号」となる見込みです。
特にフィリピン東の低気圧は勢力が強くなり、最大瞬間風速が35m/sに達する予想も。
現時点ではバシー海峡~南シナ海方面へ進む可能性が高く、日本への直接的な影響はまだ限定的と見られています。
ただし、台風は途中で進路を変えることもあるので油断は禁物です。
また、日本列島付近では秋雨前線が活発化しており、東北や北陸では局地的な大雨に注意が呼びかけられています。
台風の発生前から雨の備えを意識しておきたいところです。

台風18号・19号は、まさに今“たまご”の段階。進路の変化に備えて常に最新情報をチェックすることが大切ですね。
米軍(JTWC)の進路予想はどう見る?気象庁との違いも紹介
台風の進路予想で有名なのが、アメリカのJTWC(米軍合同台風警報センター)。
ここでは「台風がどの方向に進むか」をシンプルに中心線で表示します。
LOW(黄色)・MEDIUM(オレンジ)・HIGH(赤)のマークが台風化の確率を示し、さらに「TS(台風)」「TY(強い台風)」「STY(スーパー台風)」といった分類も分かりやすいです。
一方、気象庁の予報は「予報円」で表示され、進路がずれる可能性を含めて範囲を示してくれます。
さらに市町村単位で細かい警報や注意報が出るのが大きな特徴。
米軍は「速報性とシンプルさ」、気象庁は「日本特化の細かい防災情報」という強みがあり、両方をチェックすると安心です。
台風がまだ遠いときはJTWCが参考になり、日本に近づくほど気象庁の予報が頼りになります。

JTWCでざっくり進路を確認、気象庁で地域ごとの詳しい情報を確認。この“使い分け”で、不安な時期も落ち着いて行動できますね。
ヨーロッパ予想やWindyアプリも便利!複数モデルで進路を比較
**ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)**は、世界的にも予測精度が高いとされるモデル。
特に「台風のたまご」が発生する前から進路の傾向を示してくれるので、旅行やイベントの予定を立てるときに役立ちます。
さらに便利なのがWindyアプリ。ECMWFをはじめ、GFS(アメリカ)、ICON(ドイツ)など複数のモデルを切り替えて比較できるのが魅力です。
地図上で風や雨量の動きをアニメーションで表示できるので、視覚的に理解しやすいのもポイント。
特に台風が複数発生しているときは、Windyで進路を比べると「どの台風が日本に近づきそうか」が一目でわかります。
無料版でも十分使えますし、こまめに見ておくと安心ですよ。

ECMWFは“長期的な精度”、Windyは“リアルタイムでの比較”。この組み合わせで、天気予報をもっと分かりやすく活用できますね。
台風への備えはどうする?家庭でできる安心対策リスト
台風情報を追いかけるのと同じくらい大切なのが、家庭での備えです。
備蓄
飲み水は1人1日3リットル×3日分以上、非常食も缶詰やレトルト食品を多めに準備しておきましょう。懐中電灯やモバイルバッテリー、簡易トイレも忘れずに。
安全管理
ベランダの植木鉢や自転車など飛ばされやすいものは片づけ、窓は養生テープや厚手のカーテンで補強。雨戸やシャッターの点検もしておくと安心です。
避難準備
ハザードマップで自宅周辺の危険箇所を確認し、避難所や避難経路を家族で共有しておきましょう。スマホアプリやラジオで常に最新情報を受け取れるようにするのも大切です。

備蓄・家の点検・避難準備。この3つを整えておけば、台風が近づいてきても慌てずに過ごせますよ。
まとめ|複数の情報を組み合わせて落ち着いて台風に備えよう
台風18号・19号は、まさに「たまご」から台風へと発達する途中。
米軍(JTWC)、気象庁、ヨーロッパモデル、Windyアプリなど、複数の情報源をチェックすることで進路の不確実性を補い、より安心して対策が取れます。
台風は自然現象なので、完全に予測することはできません。
でも、最新情報をうまく組み合わせて確認し、家庭での備えを早めに整えておけば、不安をぐっと減らせます。

予報を見比べながら、できることをひとつずつ準備。これが台風シーズンを安全に過ごす一番のポイントです。