夏の終わりにかけて、次々と台風が発生する季節になってきましたね。
2025年8月18日夜には、沖縄の南海上で発達中の熱帯低気圧が台風12号に変わると見込まれており、すでに沖縄や九州方面への影響が心配されています。
今回は、台風12号の「たまご」段階からの最新情報、米軍・ヨーロッパ・Windyといった予測モデルの見方、今後の影響や家庭での備えについてわかりやすく整理しました。

台風12号は今夜にも発生の見込み。沖縄から九州にかけて影響が出る可能性があります。
台風12号の発生と「たまご」の最新状況
2025年8月18日現在、沖縄の南南東およそ300km付近で熱帯低気圧が発達中で、19日朝までには台風12号になる予想です。
気象庁や米軍JTWC、ヨーロッパ中期予報センターいずれも「12時間以内に台風化」と見ています。
勢力は中心気圧1006〜1008hPa、最大風速は15〜18m/s。
すでに宮古島や八重山地方では雨や風が強まっており、沿岸部は高波が押し寄せています。
発達の度合いは大きくないものの、進行速度が遅いため長時間にわたって大雨が降り続く可能性があり、河川増水や土砂災害に警戒が必要です。
さらに、南西諸島周辺では新たな熱帯低気圧の発生傾向もあり、今後も「台風のたまご」には注意が必要です。

台風12号は今夜にも発生へ。勢力は強くなくても、長雨や高波で大きな影響が出そうです。
米軍・ヨーロッパ・Windyの進路予想を見比べよう
台風予報は、ひとつの機関だけではなく複数の予測を見比べることで、より正確に把握できます。
**米軍(JTWC)**は「沖縄〜奄美を通過後、九州西方へ進む」との予想を出しています。勢力はそれほど強まらず、22日以降は温帯低気圧に変わる可能性が高いとしています。
**ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)**でもほぼ同じ進路を示しており、局地的な豪雨や高波のリスクを強調。特に沿岸部での雨や風が長引く可能性があるとしています。
Windyは地図上でアニメーション表示され、19日に沖縄周辺を通過し、21日以降は九州西方で停滞または北上する動きが見られます。
ビジュアル的に直感的に理解できるので、進路や風の強さを家族でも一緒に確認しやすいのが特徴です。

米軍・ヨーロッパ・Windyはどれも沖縄〜九州西方コースを予測。進路や勢力を複数チェックすると安心です。
台風12号の進路による今後の影響は?
沖縄・奄美地方では、8月19日から20日にかけて台風が最接近。
最大瞬間風速20m/sを超える強風が予想され、海は大しけになります。
特に沿岸部は高波やうねりで危険な状態が続き、小型船舶や海のレジャーは中止が必須です。
大雨によって道路冠水や土砂災害が起こる恐れもあるので、最新情報を確認しましょう。
九州〜西日本では、21日〜22日にかけて九州西側の海上に台風が接近。
南部や西部を中心に大雨や強風の影響が出そうです。
短時間で激しい雨が降ることもあり、浸水や河川増水に警戒が必要です。
交通機関では、飛行機の欠航やフェリーの運休、新幹線や高速道路の規制が出る可能性があります。

沖縄は19〜20日にピーク、九州は21〜22日に注意。強い台風でなくても雨や交通の影響が大きい予想です。
家庭でできる台風対策と備え
台風の接近に備えて、家庭でもできる対策を整えておきましょう。
窓やベランダの安全対策では、雨戸やシャッターを閉め、ない場合は養生テープで補強。
鉢植えや自転車など飛ばされやすい物は屋内に入れます。
停電・断水への備えとして、懐中電灯やモバイルバッテリーを充電。
飲料水や生活用水は3日分を目安に確保し、カセットコンロも準備しておくと安心です。
避難準備も忘れずに。
非常持ち出し袋を用意し、避難所までのルートや家族との連絡方法を共有しておきましょう。
小さなお子さんや高齢者、ペットがいる家庭では特に早めの行動が大切です。

窓の補強・水や食料の確保・避難準備、この3つを整えておくと安心して台風を乗り切れます。
まとめ
台風12号は勢力が強くなる見込みは低いものの、進行速度が遅いため沖縄や九州で長時間雨や風の影響が続く恐れがあります。
米軍・ヨーロッパ・Windyなど複数の進路予想を参考にしながら、最新情報を確認しましょう。
家庭では窓やベランダの安全対策、停電や断水への備え、避難準備を整えておくことが重要です。
台風は思わぬ影響を及ぼすこともあるため、「もう大丈夫」と油断せず、常に最新情報を確認して行動してください。

複数の予報を確認し、家庭でもしっかり備えを整えることが台風への最善の対策です。
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