「うちのハムスターが仰向けで寝ているのをよく見るけど理由はあるのかな?」
ハムスターを飼っている人なら、一度は見たことがあるのではないでしょうか。
ハムスターが仰向けの寝姿は、とても可愛らしく、ついつい見入ってしまいますよね。
けれども、ハムスターが仰向けで寝る理由って、いったい何なのでしょうか?
- ハムスターが仰向けで寝る理由とは?
- ハムスターの様々な寝方で寝る理由とは?
- ハムスターの寝方と病気の見分け方は?
- ハムスターの睡眠時間はどのくらい?
- ハムスターが寝る環境
- ハムスターの寝起きは機嫌が悪い?
この記事ではこれらについて解説します。
ハムスターの仰向け寝が好きな人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
ハムスターが仰向けで寝る理由とは?
ハムスターが仰向けで寝る理由は、大きく分けて以下の2つと考えられています。
リラックスしている状態
動物は、特にハムスターの場合でも、自分のお腹をなかなか見せないものです。
危険を感じると、急いで逃げられなくなる可能性があるため、安心感を得るためにお腹を隠して寝る習性があります。
しかし、中には、巣箱から出てきて、仰向けで寝るハムスターもいます。
この場合は、ハムスターが非常にリラックスしている状態であると考えられます。
暑いと感じているため
ハムスターは、暑いと感じるときには、仰向けで寝ることで、体から熱を逃がし、体温を下げようとしています。
夏の暑い時期になり、急にハムスターが仰向けで寝るようになった場合、ケージの気温が上昇して暑さを感じている可能性があります。
体を伸ばすことで、体表面積が増え、熱をより効果的に放散しようとしているのです。
ハムスターが巣箱の外で寝ない場合は、室温を確認し、高温の場合は調整して暑さ対策を施すように心掛けましょう。
室温を20度から26度に保つことが理想です。
ハムスターの様々な寝方で寝る理由とは?
ハムスターが仰向けで寝ている姿以外にも、様々な寝方で寝ている姿を見かけることがありますよね。
- 横を向いて寝る
- うつ伏せで寝る
- 丸くなって寝る
- 座っている状態で寝る
これらの寝方について、詳しく解説していきます。
ハムスターの寝方:横を向いて寝る
ハムスターが横を向いて寝ているのは、単に寝返りをうって体が横に向いている可能性があります。
通常、丸まったりうつ伏せからコロンと寝返りをうつと、横向きになることがよくあります。
横を向いて寝ているハムスターは、リラックスしている状態であると考えられています。
また、暑いと感じると体温調節のために、横を向いて寝ることもあると考えられています。
ハムスターの寝方:うつ伏せで寝る
うつ伏せで寝ているハムスターは、リラックスしている状態であると考えられています。
お腹を隠せることで、周りの状況に左右されずに安心して寝ているのです。
もしハムスターがうつぶせで床にぺったんこになっているなら、それは暑さを感じている合図です。
部屋が高温で床が冷たい場合、ハムスターは体表面積を増やすためにぺったんこになります。
この場合も温度環境を見直してあげることが大切です。
ハムスターの寝方:丸くなって寝る
ハムスターの寝方には様々なポーズがありますが、その中でも特に可愛らしいのが「丸くなって寝る」姿勢です。
ハムスターは、ケージの角や巣箱の内部など、暗くて狭い場所でよく丸くなります。
これは、彼らがそのような場所で安心感を得る傾向があるからです。
丸くなることで、ハムスターは自分のお腹を守りやすくなり、眠りに入りやすい状態になります。
また、このポーズは寒さから身を守るためにも使われることがあります。
ハムスターは自分の体温を一定に保ちたい生き物なので、丸くなって寝ることで体の表面積を減らし、熱を逃がしにくくする効果があります。
ハムスターの寝方:座っている状態で寝る
ハムスターが座って寝ているのは、活動中に急に眠気を感じて、そのまま寝てしまった可能性が考えられます。
いわゆる『寝落ち』が原因となります。
例えば回し車で遊んでいたり、毛づくろいをしている最中にうっかり眠りに落ちた結果、座ったまま眠ってしまっている状態です。
ハムスターがうっかり寝てしまうのは、おそらく突然睡魔に襲われたか、活動で疲れ果てたからではないでしょうか。
このユニークで珍しい寝方は、見ているだけで心が和みます。
ハムスターの寝方と病気の見分け方は?
ハムスターの寝方はその健康状態を知る手がかりとなります。
ハムスターが通常とは違う寝姿を見せていても、目が覚めている時に元気で食欲旺盛ならば、それほど心配する必要はありません。
いつもと異なる姿勢や異常なポーズが見られた場合は、病気のサインかもしれません。
ハムスターが通常とは違う寝方を見せる場合、痛みやしこりなどの問題がある可能性が考えられます。
痛みを感じている部分をかばうように寝ることもありますし、床に触れることで不快な感覚を和らげるために別の体勢で寝ることもあります。
仰向け姿が多い場合は腹部に、うつ伏せが多い場合は背中に異常が考えられます。
上記の症状が見られる場合は、速やかに動物病院で専門家の意見を仰ぐべきです。
疑似冬眠と見分けるには?
ハムスターは、一般的には冬眠しません。
しかし、寒い時期に、ケージの温度が10℃以下まで下がり低いと、ハムスターは疑似冬眠状態になることがあります。
疑似冬眠になると、ハムスターは、巣箱の中で丸まって動かなくなり、目も開かなくなります。
疑似冬眠は、ハムスターにとって危険な状態となり、疑似冬眠から目覚めずに死んでしまうこともあります。
ハムスターが呼吸しており、体に弾力があるなら、徐々に温めて目覚めさせましょう。
急激な温め方は心臓に負担をかける可能性があるため、慎重に行うことが重要です。
ハムスターの睡眠時間はどのくらい?
ハムスターの睡眠時間は、1日14時間程度で、高齢になると、寝ている時間が増えることが一般的です。
ハムスターは夜行性であるため、夜間に活動し、昼間は眠る傾向があります。
ただし、絶えず寝ているわけではなく、1回あたり10分ほどの寝たり起きたりを繰り返しています。
浅い睡眠時には、飼い主が触れたり物音が聞こえたりするだけで、すぐに目を覚まします。
対照的に、深い眠りのときはゆっくりとした呼吸をしながら快適そうに寝ており、すぐには目を覚ましません。
強制的に起こすとストレスとなり、健康に悪影響を与える可能性があるため、そっと寝かせてあげましょう。
ハムスターが寝るための環境
ハムスターは、1日14時間程度も寝る動物です。
そのため、ハムスターが快適に寝られる環境を整えてあげることが大切です。
まず重要なのは静かで穏やかな環境を提供すること。
騒音や激しい明かりは彼らの睡眠を妨げストレスを感じたりする可能性があります。
温度管理も欠かせません。
彼らは寒さに弱く、低温環境では疾病にかかるリスクが高まります。
逆に暑すぎる環境も避け、快適な温度20℃~25℃に保つようにしましょう。
ハムスターの寝起きは機嫌が悪い?
ハムスターの性格には個体差がありますが、起きたばかりの時間帯に不機嫌になり攻撃的になることもあります。
もし不機嫌そうな様子が見られたら、刺激を与えずに静かに見守ってあげましょう。
ただし、寝起きだけでなく一貫して不機嫌な態度や威嚇が続く場合、それは現在の飼育環境にストレスを感じている可能性が高いです。
ハムスターが安心して生活できるよう、環境の整備を考えましょう。
他にも、ハムスターの寝起きの特徴として
ハムスターが仰向けで寝る理由とは?のまとめ
この記事では、ハムスターが仰向けで寝る理由について解説してきました。
ハムスターが仰向けで寝る理由について、主に以下の2つと考えられています。
しかし、病気の可能性も考えられるため、注意が必要です。
ハムスターの様子をよく観察して、異変があれば、早めに獣医師に相談するようにしましょう。
ハムスターの寝姿は、とても可愛らしいものです。
ハムスターが仰向けになって寝ている姿を見ると、思わず笑顔になってしまうのではないでしょうか。
ハムスターの寝姿を思う存分に観察して、ハムスターの様子を感じ取ってみませんか?
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