「猫が急に狂ったように走り回ってるんだけど、どうしたんだろう?」
飼い主のみなさんであれば、愛猫が突然走りだして、部屋中を走り回るのを一度は見たことがあるのではないでしょうか?
愛猫が狂ったように走り回る光景は、飼い主にとっては時折、やや困った感じになることもあるでしょうね。
私の愛猫もいきなり部屋の中を走り回ったりするので、びっくりしてしまいます。
実は、猫が狂ったように走り回るのは、理由もいくつかあります。
- 狂ったように走り回る理由について
- 猫が狂ったように走り回る時の注意点や対処法
- 走り回るのは病気なのか見定めるポイント
その理由と対処法を知っておくことで、猫の行動を理解し、適切な対応を取れるようになるでしょう。
今回は、猫が狂ったように走り出す理由や注意点、対処法について詳しく解説していきます。
猫が狂ったように走り回る理由について
猫が狂ったように走り回るのを見ていると、飼い主としては「もしかして病気なのかな?」と心配になりますよね。
猫が急に狂ったように走り回る理由は、
- 狩猟本能を発揮
- 運動不足である
- ストレス
- 体調不良
- トイレハイ
- 猫同士で遊んでいる
- 子猫など体力が余っている
これらについて詳しく説明していきます。
狂ったように走り回る理由①狩猟本能を発揮
猫は本来、狩猟をする動物です。
猫は狩猟に適した視力を持つ動物で、その優れた視野が何かを見つけて追いかけて走り出す原因となることがあります。
たとえば、人間の目には見えない小さな虫やほこり、光の反射でできた影なども追いかける対象となることがあります。
私の愛猫も私たちでも気が付かないような小さな虫を見つけると、興奮して捕まえようとしますよ。
狂ったように走り回る理由②運動不足である
特に室内飼いの猫は運動不足になりがちで、そのためエネルギーを発散させるために走り回ったり飛び跳ねたりします。
彼らが狂ったように動くのは、ストレス発散や溜まったエネルギーの解消を図っているからでしょうね。
狂ったように走り回る理由③ストレス
猫はストレスを感じると、走り回ったり、鳴いたり、物を壊したりすることがあります。
例えば、飼い主が仕事などで家を空けることが多い場合は寂しさや不安を感じ、新しいペットや家族が増えた場合は、環境の変化にストレスを感じて、走り回るようになります。
狂ったように走り回る理由④体調不良
猫が急に走り出すようになった場合は、体調不良が原因の可能性です。
背中がかゆくなると、驚いて走り回ってしまうにゃ。
猫のかゆみを伴う病気は予想以上に多様で、食物アレルギーによる皮膚炎や、細菌やカビによる皮膚炎などが原因となります。
また、急にお腹が痛くなったり吐き気がしたりすると、体調の異変を感じて走り出すかもしれません。
狂ったように走り回る理由⑤トイレハイ
猫が用を足した後、勢いよくダッシュするか、砂を舞い散らす行動を「トイレハイ」と呼びます。
トイレでの用足し後にテンションが上がる現象で、おしっこの際には発生しません。
トイレハイを行うのは猫によっては様々あり、猛ダッシュする子やギャーッと泣き喚く子、お気に入りの場所で爪を研ぐ子などがいます。
また、トイレに行く前からハイになる猫もいるようですね。
私の愛猫も、トイレの後にいきなり走り出すことがしょっちゅうありますよ。
狂ったように走り回る理由⑥猫同士で遊んでいる
複数の猫を飼っている場合、猫同士で追いかけっこをしたり、じゃれ合ったりして、部屋の中を走り回ることがあります。
この行動は、猫の自然な行動であるため、特に心配する必要はありません。
むしろ、猫が楽しく過ごせている証拠と言えるでしょう。
狂ったように走り回る理由⑦子猫など体力が余っている
子猫は、成長期を迎えると、体力がどんどん増していきます。
遊びや運動で体力を消化できなくて、余ったエネルギーを発散させたくて走り回ってるにゃ。
子猫が3週間以上経過すると、まるで架空の仲間がいるかのように、一人で遊ぶことがよくあります。
急に猫が走り出す場合、獲物を追いかけているか、遊び相手を追いかけているのかもしれませんね。
猫が狂ったように走り回る時の注意点
猫が狂ったように走り回るとき、猫の自然な行動である場合が多く、特に心配する必要はありません。
しかし、以下のような注意点があります。
- 走り回る猫を無理やり止めない
- 猫にとって危ないものは片づける
走り回る猫を無理やり止めない
猫が狂ったように走り回っている最中に、無理やりつかまえて制止するのは危険です。
爪でひっかかれたり、猫が振り切って急に避けた結果、ケガをさせてしまう可能性があります。
猫が突然走り出すと、一時的ながら大きな運動会が始まりますが、激しくても5分ほどで収束します。
その間は、穏やかに様子を見守ってあげると良いでしょう。
猫にとって危ないものは片づける
猫が狂ったように走り回っている時の注意点は、猫がケガしてしまう恐れのある危険なものがないか、部屋の中をよくチェックしましょう。
猫が突然走り出すと、ガラス製品や花瓶、ハサミ、カッターなどの工具にぶつかって壊れたり、怪我をしたりする可能性があるので、注意が必要ですね。
また、滑りやすい場所やぶつかりやすい場所がないか、家具の配置などに十分に気を付けましょう。
猫が安全に走り回れるように、飼い主がしっかりと対策しましょう。
猫が狂ったように走り出すのをやめさせたい時の対処法
猫が狂ったように走り出すのをやめさせたいときは、以下のアプローチが考えられます。
- 猫の運動不足を解消する
- 猫が寝室に入れないようにする
- 猫が夜行性というのを理解する
猫の運動不足を解消する
やめさせるための対処法1つ目は、愛猫がいつも運動できるような環境を整えておくことです。
猫は、室内飼いの場合、運動不足になりやすい傾向があるため、運動不足を解消してあげることが、やめさせるための有効な方法です。
具体的には、以下の方法が考えられます。
飼い主が猫と遊んであげる場合は、猫が夢中になれるようなおもちゃや遊びを用意するとよいでしょう。
また、キャットタワーやサークルを設置することで、猫が自由に動き回って遊べます。
猫が寝室に入れないようにする
トイレハイでの突然の走りは、猫の本能によるもので、なかなか止めさせるのが難しいです。
しかし、それが飼い主さんの睡眠に影響を与えているなら、トイレを寝室に置かないようにしたり、離れた場所に変えてみましょう。
また、猫が寝室に入れないようにするなど、環境の工夫も一考する価値がありますよ。
猫の夜行性に納得し放っておく
猫は、夜行性の動物であるため、活発に行動し始める夜は、走り回るのも自然な行動なのです。
猫が夜に走り回るのを完全にやめさせようとするのは、難しいかもしれません。
そのため、猫の夜行性を納得できれば、放っておくという選択肢もあります。
猫が夜行性であるのを納得し放っておく場合の注意点は
猫が夜行性ということを理解して、飼い主と猫がともに快適に過ごせるようにしましょう。
猫の運動不足を解消させるおすすめグッズ4選
猫壱 キャッチ ミー イフ ユー キャン2
私の愛猫たちも夢中になって遊んでくれました。
猫ちゃんの性格などによって、速さも調整できるのも良いですね。
釣り竿型猫じゃらしセット
釣り竿の先に猫じゃらしを付けて遊ぶ商品です。
猫じゃらしも、羽型やネズミ、魚と5種類あるのでお気に入りも見つかるのではないでしょうか。
私の愛猫もこの猫じゃらしは大好きで、思いっきりジャンプしながら遊んでくれます。
猫用おもちゃ 4段 タワー
円盤の中で回るボールが付いた猫用おもちゃがおすすめです。
このおもちゃは軽く触れるだけで回り、猫がパンチをしても勢いよく回ります。
動き回るボールは狩猟本能を刺激し、猫は夢中になって追いかけるので、運動不足やストレス解消に役立ちます。
猫じゃらし 電動ボール
猫ボールは、LEDライトが点滅しながら自動的にランダムに動き続けるので、猫の興味を引き、追いかけさせることができます。
ABS樹脂で作られているので、爪で引っかいても噛んでも簡単に壊れることはありません。
耐久性が高く、ペットにも安全です。
猫が走り回るのは病気なのか見定める3つのポイント
猫が走り回る理由は運動不足や狩猟本能などさまざまですが、時には病気が原因となることもあります。
病気が原因かどうか見極めるためには、走り回った後の体調変化に注意しましょう。
口呼吸している
猫は、本来は口呼吸しません。
口呼吸する場合は、何かしらの病気が原因となっている可能性があります。
通常は問題ない行動ですが、あまりにも頻繁に口呼吸をする場合は検査を検討してみると良いでしょう。
私の愛猫は、走り回った後ではありませんでしたが、急に口呼吸になり病院で処置をしましたが、数時間後には息を引き取りました。
普段から猫の異変には気付けるように、体調管理はしっかりと行う必要があると実感しました。
口呼吸の原因となる病気には、以下のようなものがあります。
息づかいが荒々しい
猫は、元気で健康なときは、呼吸が穏やかで息づかいもあまり荒くありません。
しかし、病気によって呼吸器系に異常が生じると、息づかいが荒々しくなることがあります。
猫の意識がクリアであり、運動や興奮、高温多湿などの原因が分かり、それに対処することで呼吸が安定している場合は、そのまま様子を見ていても問題ありません。
もし、異常な症状が見られる場合は、病院を受診して、獣医師に相談することをおすすめします。
息づかいが荒くなる原因となる病気には、以下のようなものがあります。
痒みがある
猫は、痒みを感じると、体を掻いたり、舐めたりすることがあります。
また、痒みから逃れるために、走り回ったり、暴れたりすることもあります。
猫の痒みを軽減させるために有効なのは、ブラッシングです。
ブラッシングは、毛艶向上だけでなく、皮膚の異常にも気づけるチャンスです。
特に長毛種の猫は毛が絡まりやすいので、毎日少しずつでもブラッシングして愛猫とのコミュニケーションを楽しんでみましょう。
ただし、ブラッシングが苦手な子もいるので、優しく慎重に行うことが大切ですよ。
猫が狂ったように走り回る理由とは?のまとめ
猫が狂ったように走り回るのは、私を含め多くの飼い主さんが経験しているでしょう。
しばらく走り回った後は、何事もなかったのように落ち着くことがあります。
- 猫本来の狩猟本能
- 室内飼いによる運動不足
- トイレハイ
などによる理由が考えられます。
猫が狂ったように走り回るときは、前向きに捉えて、猫の健康や生活を守る対策をとることが大切です。
そして、猫が急に走り出すのをやめさせるためには、猫のストレスや運動不足を解消して、走り出しても怪我しないようにすることが大切です。
また、猫が狂ったように走り回る理由が、病気の可能性もあります。
これらのポイントを押さえて、体調変化を見極めるようにしてください。
気になるところはないか、ぜひ見守りつつ、一緒に楽しい遊びを見つけてあげましょう。
猫の奇妙な行動も、その愛くるしい一面なんですね!
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