先住猫と子猫が仲良くなるまでの期間とは?受け入れたサインを知っておこう!

子猫を挟んで座っている猫 ペット
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「先住猫と新しく迎える子猫は仲良なるまでどの位かかるだろうか?」

こんな心配をされている飼い主さんもいるのではないでしょうか?

先住猫と新入り子猫が仲良くなるまでの期間やコツについて、詳細に解説いたします。

多頭飼いは素晴らしい経験ですが、準備と理解が必要です。

この記事では

  • 仲良くなるために準備しておくこと
  • 先住猫と子猫が仲良くなるコツ
  • 先住猫が子猫を受け入れたサイン

を紹介していきます。

成功に向けたステップをお伝えし、新しい家族が円満に生活できるお手伝いができれば幸いです。

先住猫と子猫が仲良くなるまでの期間は?

親子で座っている猫

「先住猫と子猫が仲良くなるまでの期間」は、多頭飼いのスタート地点となり、この期間は猫たちが新たな関係を築くための重要な過程です。

猫たちの性格や経験により異なりますが、通常は数週間から数ヶ月かかることがあるため、慎重に段階を踏みながら、仲良くなっていく機会を提供しましょう。

  • 子猫のお迎え期間:初日~3日目
  • 子猫のお迎え期間:4日目~3週目
  • 子猫のお迎え期間:3週目~4週目
  • 子猫のお迎え期間:4週目以降

これらの期間について詳しく説明していきます。

子猫のお迎え期間:初日~3日目

新しい子猫を迎える初日から3日目は、子猫と先住猫の初期の適応期間です。

これにより、子猫は新しい環境に慣れる時間を得られ、先住猫は子猫の存在に徐々に慣れてきます。

初日は子猫と先住猫の直接的な接触を最小限にし、お互いにストレスをかけないようにしていきましょう。

子猫専用の部屋を用意する

子猫のお迎え期間:4日目~3週目

3日目以降、先住猫と子猫の匂いを共有していきます。

  • 相手の匂いのついたタオルをベッドに置く
  • 飼い主の手でお互いの顔近くを撫でる
  • 好物や食事をタオルの上に置く

直接的な接触を避けつつも匂いを共有できるようお手伝いしましょう。

  1. 匂いの交換を約1〜2週間続けたら、ケージ越しに先住猫と子猫を対面
  2. 子猫はケージやキャリーケースに入れた状態で、先住猫を自由に行動
  3. 先住猫が威嚇したり、子猫が怖がる場合もあるので、最初の対面は短時間(約5分)

終了後には両方の猫を撫でてリラックスさせることが大切です。

先住猫と子猫の匂いの共有
ケージ越しに先住猫と子猫を対面

子猫のお迎え期間:3週目~4週目

先住猫が子猫の存在に慣れ、通常通りの生活をしている兆候が見られる時点で、子猫をケージから出して直接接触させてみましょう。

子猫との直接接触前には、先住猫のワクチン接種を受けましょう。

飼い主は注意深く状況を見守り、先住猫が子猫を嫌がるようであれば、無理に接触を続けずに子猫をケージに戻してください。

お互いが興味を示し、お互いに体を擦り付けるなどの兆候が見られる場合、先住猫が子猫を受け入れている可能性が高いと判断できます。

子猫をケージから出して先住猫と対面

子猫のお迎え期間:4週目以降

最初のうちは飼い主が見守れる日中

  • 同じ部屋で過ごす機会を増やす
  • 共同の遊び時間を持つ
  • 一緒に食事を楽しむ

お互いの存在に慣れ、絆を深めましょう。

ただし、兆候に注意が必要となり、争いや威嚇などがみられたら、離して距離を置くようにしてください。

先住猫と子猫が仲良くなれるまでゆっくりと進め、お互いが快適に過ごせるように心がけましょう。

先住猫と子猫が自由に触れ合える環境を作りましょう。

先住猫が子猫を受け入れたサインとは?

クッションの上で三匹の猫が寝ている

猫はマイペースな動物として知られていますが、実は仲間想いな一面も持ち合わせています。

特に先住猫と子猫が仲良くなると、見ているこっちまで幸せな気持ちになっちゃいますよね!

そこで今回は、先住猫が子猫を受け入れたサインを5つご紹介します。

  • 一緒に寝る
  • おもちゃで遊ぶ
  • 毛づくろいをする
  • 威嚇しない
  • 距離を縮める

愛猫たちの関係が良好かどうか、ぜひチェックしてみてください!

受け入れたサイン:一緒に寝る

猫にとって、寝る場所は最も安心できる場所です。

そんな場所で子猫と一緒に眠るということは、先住猫が子猫を信頼している証です。

毛づくろいをしたり、寄り添って寝たりする姿を見かけたら、もうすっかり仲良しですね!

受け入れたサイン:おもちゃで遊ぶ

猫は遊びを通してコミュニケーションを取ります。

先住猫が子猫にじゃれついたり、おもちゃで一緒に遊んだりする姿は、子猫を遊び相手として認めている証拠です。

追いかけっこやじゃれ合いは、猫同士の絆を深めてくれます。

受け入れたサイン:毛づくろい(アログルーミング)をする

猫は、仲間への愛情表現として毛づくろい(アログルーミング)を行います。

先住猫が子猫を毛づくろいしてあげる姿は、まさに親子のよう!

きなこ
きなこ

先住猫と子猫がお互いに毛づくろいしていると、信頼関係を築いているにゃ。

愛情を込めて丁寧に毛づくろいする様子は、見ているこちらもほっこりしますよね。

アログルーミング片方だけでもわかる上下関係?こちらでは、相性の良い組み合わせなどについても解説しているので、参考にしてください。

受け入れたサイン:距離を縮める

猫は本来、警戒心が強い動物です。

しかし、先住猫が子猫に近づき鼻をくっつけたり、体を寄せたりする様子は、心を開いている証拠です。

互いに距離を縮め、リラックスして過ごす姿は、仲良しの証と言えるでしょう。

受け入れたサイン:威嚇しない

先住猫が子猫に対して威嚇や攻撃をしないことも、受け入れたサインの一つです。

威嚇するようなそぶりも見せず、穏やかに過ごしている様子は、子猫の存在を認めている証です。

しかし、もし先住猫が絶えず威嚇し、ケンカが絶えない状態が続くなら、ストレスが蓄積し、健康問題を引き起こす可能性もあります。

嘔吐、下痢、体重減少などの兆候が見られる場合、注意が必要となり、ストレスによって過度に毛づくろいをすることで、毛が抜けてしまうこともあります。

どちらかの猫が体調に異常を示す場合は、ますます早急に獣医に相談しましょう。

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先住猫と子猫が仲良くなるまでに準備することは

覗いている子猫と気になる猫

新しい子猫を家に迎える前に、適切な準備を整えることが成功の鍵です。

  • 先住猫と子猫の生活必需品の用意
  • 先住猫と子猫のトイレを用意
  • 先住猫と子猫の別部屋の用意
  • 先住猫と子猫の脱走防止策

これらを詳しく説明していきます。

先住猫と子猫の生活必需品

新しい子猫をお迎えする前に、生活環境を整えることは成功の鍵となり、先住猫と子猫が快適に過ごすために必要な生活必需品の用意していきましょう。

  • キャリアーやケージ
  • 食器
  • 遊び道具
  • 子猫用のミルクやフード
  • 毛布
  • シリンジ(子猫にミルクを与える時に使用)
  • トイレ(頭数+1が理想)

キャリアーやケージは子猫を最初の数日間、安全で閉じられた中で過ごさせることが必要となります。

ちゃむ
ちゃむ

先住猫との初対面をリラックスした状態で始められるにゃ

そして、先住猫や子猫が遊ぶためのおもちゃや食器、毛布、首輪などもあると良いですね。

全て一度に揃えるのは大変なので、お迎えするまでに少しずつ揃えていってください。

先住猫と子猫の複数のトイレ(頭数+1)

新しい子猫をお迎えすると、トイレの問題が発生することがあり、これを回避し、ストレスを軽減するために、複数のトイレ(頭数+1)を用意することが大切です。

先住猫と子猫が別々のトイレを共有できるように、部屋ごとにトイレを配置することで、猫たちはトイレのなわばり争いを避けられます。

トイレの位置にも注意が必要で、静かで使いやすい場所に配置し、猫たちがストレスなく使えるように工夫しましょう。

新入り子猫には、先住猫の匂いのついた砂を使うことをおすすめで、これにより、猫たちはお互いの存在に慣れやすくなります。

また、トイレの清掃もこまめに行いましょう。

猫たちがトイレを快適に共有できるのは、仲良くなるために重要で、猫の粗相にもう限界!トイレ問題が解消されると、猫たちはよりストレスなく新しい生活を楽しめるでしょう。

先住猫と子猫の別部屋

新入り子猫をお迎えする際、最初の数日から数週間は先住猫と子猫を別部屋に分けることが大切になります。

ストレスを最小限に抑え、安定感を提供する方法の一つです。

まず、子猫には別々の部屋にあるトイレ、食事スペース、寝床を設け、猫たちはお互いの領域に対する競争心を感じず、ストレスを軽減できます。

子猫の部屋にはおもちゃやキャットタワーを設置し、彼らが快適に過ごせるようにし、先住猫の部屋でも同様の設備を提供し、安心感を高めると良いでしょう。

先住猫と子猫の脱走防止策

新入り子猫を迎える際、脱走を防ぐために以下のポイントに気を付けましょう。

猫が脱走してしまうルートの多くは

  • 玄関
  • ベランダ

となっています。

他にも、思ってもみないような隙間から脱走してしまうこともあるかもしれません。

子猫の場合、経験も浅く危険の判断能力が低いため、好奇心優先の行動を取り、新しい家を自分の家と認識できず、帰れなくなる危険性も高くなるでしょう。

子猫だけでなく、先住猫も脱走してしまったりするため、100均グッズでも簡単に脱走防止策できるので、しっかりと対策をしておきましょう。

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先住猫と子猫が仲良くなるためのコツ

猫たちがご飯を食べている

新しい子猫をお迎えし、先住猫と円満な共同生活を築くためには、以下のコツを参考にしてください。

  • 優先するのは常に先住猫
  • 先住猫と子猫の相性を見極める
  • 飼い主の干渉は控えめに
  • 食事は同じ時間に
  • 仲良くできたら褒める

これらを詳しく説明します。

優先するのは常に先住猫

新入り子猫をお迎えする際、先住猫を常に優先することが大切で、先住猫が安心感を持ち、新しい仲間を受け入れるための重要な要素となります。

ちゃむ
ちゃむ

先住猫の日常生活やルーチンを変更しないで、食事や遊び、愛情は同じように注いで、不安や緊張を和らげてほしいにゃ。

新入り子猫に愛情を示す一方で、先住猫にも十分な愛情と注意を与えれば、彼らが嫉妬心を感じることもないでしょう。

先住猫と子猫の初対面を管理し、ストレスの少ない状況で行い、先住猫の反応を注意深く観察し、彼らのペースに合わせて進めることが重要です。

猫たちが安心し、リラックスして過ごせるよう、優先順位を考えながら新しい猫を家庭に迎え入れることで、仲良くなるまでをスムーズに進められます。

先住猫と子猫の相性を見極める

新しい子猫をお迎えする前に、多頭飼いするための先住猫との相性を見極めることが重要です。

1.先住猫の性格や習慣を考慮しましょう。

社交的で遊び好きな猫は、新しい友達を歓迎しやすい傾向がありますが、内向的で独立心の強い猫は、適度な時間をかけて慣れていくことが必要かもしれません。

2.子猫の性格も考慮しましょう。

きなこ
きなこ

元気で好奇心旺盛な子猫は、先住猫と遊んで交流するのが楽しいと感じるにゃ。

しかし、臆病な子猫は、緊張するかもしれません。

最も重要なのは、猫同士の初対面を慎重に行うことです。

別々の部屋で匂いを交換させ、徐々に対面させることで、予測できないトラブルを防ぎ、先住猫が子猫の匂いに慣れ、子猫も新しい環境に慣れることが大切です。

この段階で、先住猫が過度に攻撃的であるか、子猫が極度に怯えている場合は、専門家の助言を仰ぐことをおすすめします。

相性の合わない場合、無理に仲良くさせず、別々に幸せに暮らす選択も検討することが大切です。

飼い主の干渉は控えめに

子猫は、先住猫との遊びを通じて、自分の力の使い方を学んでいきます。

先住猫が子猫を噛むことは、猫同士の社会的なルールを確立する一部です。

どちらかが降伏の合図を示すまで、彼らに行動を任せましょう。

じゃれ合いと本格的なケンカの区別は難しいですが、片方が「シャー」という威嚇音を出す場合は、注意深く見守るべきです。

飼い主の干渉が過度であると、先住猫と子猫の関係が発展するのに時間がかかってしまうかもしれません。

猫たちが自然な上下関係を確立できれば、次第にケンカも減少するでしょう。

食事は同じ時間に

先住猫と新入り子猫が仲良くなるためのコツの一つとして、食事を同じ時間にすることが重要です。

この方法は猫たちのポジティブな経験を促進し、一緒に時間を過ごすことで絆を深めます。

きなこ
きなこ

食事の時間を共有すると、一緒にいることが安心で楽しいものだと感じるにゃ。

しかし、食事の際に緊張や喧嘩が起きる場合は、適度な距離を保ちながら慣れていくよう工夫しましょう。

食事は猫たちにとって重要な瞬間であり、同じ時間に共有することで、仲良くなるまでがスムーズに進んでいきます。

仲良くできたら褒める

新入り子猫と先住猫が仲良く過ごしていたら、その瞬間をしっかり褒めてあげましょう。

例えば、共同遊び中にお互いにリラックスしている姿勢を見かけたら、軽く声をかけてみてください。

これにより、猫たちは仲良く遊ぶことが良いことだと理解し、続ける動機づけになります。

仲良く過ごす瞬間を見逃さず、褒めてあげることで、先住猫と新入り子猫の絆を育て、穏やかな多頭飼いの環境を築きましょう。

先住猫と子猫が仲良くなるまでの期間のまとめ

先住猫と新入り子猫の仲良くなる過程は、個体によって異なりますが、焦らずに進めることが鍵となります。

最初は緊張や適応期かもしれませんが、以下のポイントを覚えて、成功に近づけましょう。

  • 仲良くなるまでの期間は個体差があるため、無理に急ぐ必要はなく、猫たちのペースを尊重しましょう。
  • 先住猫と子猫が快適に過ごせる環境を整え、競争やストレスを最小限に抑えましょう。
  • 一緒に遊び、食事を共にすることで、猫たちの信頼関係を築けます。
  • 猫たちがお互いを受け入れるサインを見逃さずに注意し、ポジティブな経験を促進しましょう。

最終的に、焦らず、猫たちの個性を尊重しながら、安定した多頭飼い環境を築いていきましょう。

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