台風シーズンになると、毎日のように天気予報やニュースが気になってしまいますよね。
特に学校行事や旅行、家族のお出かけ予定があると「この台風どうなるの?」と不安になる方も多いと思います。
2025年は台風12号や13号が既に発生して動いていますが、新たに台風14号・15号の「たまご(熱帯低気圧)」が観測されています。
まだ台風として正式に発生していませんが、海面水温や大気の条件によっては数日以内に台風化する可能性があるとされており、早めに情報を押さえておきたいところです。
今回は台風14号・15号の「たまご」の最新状況と、米軍(JTWC)の進路予想、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)、Windyの情報をまとめました。
さらに、ご家庭でできる防災対策も紹介していますので、ぜひチェックして安心に備えてください。
台風14号の「たまご」について
台風14号(ノンファ)は8月30日にトンキン湾で発生しましたが、その後31日にはタイ付近で熱帯低気圧へと弱まり、実質的には消滅の状態となっています。
日本への直接の影響はなかったものの、台風シーズン真っ只中なので、安心しきるのは早いかもしれません。
実際、南の海上では再び雲の塊や渦の動きが観測されていて、次の「たまご」が育ちつつあると見られています。
特にフィリピン周辺やマリアナ諸島の近海では雲が活発になっていて、今後数日以内に新たな台風へと成長する可能性が高まっている状況です。

14号自体は消えたけど、南の海では次の台風が育つ気配があるんだね
台風15号の「たまご」について
一方で台風15号は、まだ正式に発生していません。
しかしマリアナ諸島付近やフィリピン東海上において、新たな熱帯低気圧の兆しが捉えられていて、これが台風15号になる可能性があると注目されています。
気象庁だけでなく、米軍(JTWC)、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)、そしてWindyといった複数の予測機関でも、9月初旬にかけてこのエリアから台風の“たまご”が現れる予想が出ています。
しかもいずれも北上して日本に近づくシナリオが描かれているため、しばらくは最新情報の確認が欠かせません。

15号はまだ“たまご”だけど、複数の予報機関が注目しているのは心配だね
米軍(JTWC)の進路予想を解説!信頼度や見方のポイント
台風情報で欠かせないのが、米軍合同台風警報センター(JTWC)の予測です。
特に西太平洋エリアの台風監視に強みがあり、世界中で信頼されている機関です。
JTWCの特徴は、熱帯擾乱(たまご)の段階から早めに「注目すべき領域」として公開する点。
進路予想図では「90W」「93W」といった番号が付けられ、円や矢印で現在位置や予想される進路が示されます。
警戒度は「LOW(黄色)」「MEDIUM(オレンジ)」「HIGH(赤)」の3段階で表示され、台風化の確率を分かりやすく伝えてくれます。
特に「HIGH」に格上げされた場合は、発生確率が70〜90%以上とされており、ほぼ台風化すると考えてよいレベル。
現状では14号・15号ともに「LOW」ですが、数日でレベルが上がる可能性もあるため、こまめにチェックしておくのがおすすめです。

JTWCは世界的に信頼度が高い台風予測機関。警戒度がLOW→MEDIUM→HIGHに変わったら要注意!
ヨーロッパやWindyの進路予想も参考に!比較して安心対策
JTWCだけでなく、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)のモデルや気象アプリ「Windy」も台風予測の参考になります。
ECMWFでは広域・中期的な予測に強みがあり、2025年8月23日時点でマリアナ諸島付近に渦のような気流の乱れをシミュレーション上で確認。
すぐに急発達はしないものの、数日内に台風化の可能性があるとして注目しています。
Windyはビジュアル的にとても分かりやすく、風の流れや気圧配置がアニメーションで表示されます。
モデルを「ECMWF」に切り替えると、台風のたまごがどう動くのか直感的に理解しやすいのが特徴です。
まだ勢力は弱いですが、日を追うごとにシナリオが変化していくため、こまめに確認するのがおすすめです。

ヨーロッパやWindyでも台風化の兆しを確認。進路はまだ流動的だから、複数のモデルをチェックすると安心!
台風シーズンへの備え|家庭でできる準備と安全対策
台風は進路が変わりやすいため、「来るかもしれない」と思った段階から準備しておくのが安心です。
ここでは家庭でできる基本の備えをご紹介します。
普段からの備え
飲料水や保存食を数日分ストックし、懐中電灯やモバイルバッテリー、常備薬などをまとめた防災バッグを用意しておきましょう。
トイレットペーパーや衛生用品など、生活必需品も少し多めにあると安心です。
接近前の行動
庭やベランダの植木鉢や自転車など、風で飛ばされやすい物は室内へ移動。
窓ガラスは飛散防止フィルムやガムテープで補強しておくと安心です。
また、停電に備えてスマホや充電器は満タンにしておきましょう。
台風最接近時の注意
強風時は窓から離れて過ごすのが安全です。
浸水や土砂災害のリスクがある地域に住んでいる場合は、無理をせず早めの避難を検討してください。
小さなお子さんや高齢者、ペットがいる家庭では、それぞれに必要な物資を準備しておくことも大切です。

水や食料の備蓄、飛ばされやすい物の片付け、停電・断水への準備を。家族構成に合わせた備えが安心!
まとめ|複数の予想を参考にして安心して台風シーズンを乗り切ろう
台風14号はすでに消滅しましたが、南の海では新たな熱帯低気圧が次々に発生する兆しがあり、台風15号に発達するリスクが高まっています。
特に9月上旬は日本に影響を及ぼす可能性があるため、複数の気象機関の予想をチェックしながら備えておくことが大切です。
米軍JTWC、ECMWF、Windyなど複数のモデルを参考にすることで、より安心して状況を把握できます。
今年は特に強い台風が生まれやすい条件がそろっているため、今週から来週にかけては毎日のように最新情報を確認しておきたいところ。
家の周りの片づけや食料の備蓄を少しずつ進めながら、安心して秋を迎えられるよう準備していきましょう。

いろんな予報を比べて、情報を早めに取り入れておくのが安心への近道だね
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